mnre's diary

むぬれと読みます

2021秋冬に読んだもの

あけましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。

ノルウェイの森

よくわかんない

マンキュー経済学 ミクロ編

その分厚さとは対照的に内容は初学者レベルで非常にわかりやすい。

異性の心を上手に透視する方法

全メンヘラ必読の書。 確かAmazonで恋愛本を漁っていたときにタイトルに惹かれて購入した本。内容は他人の心を解読するというよりは自分の恋愛観、恋愛やパートナーに求めるものを愛着理論から分析し、それに応じてパートナーとよりよい関係を気づいていくためのヒントを与えてくれる。いい意味でタイトルを裏切ってくれた。 まずは人間の愛着に対する考え方を安定型(健全とされている)、不安型(俗に言うメンヘラ)、回避型(相手の愛情や束縛を苦痛に感じ離れようとする)の三類型に分け、各々がどういう特徴を持つか、どう短所を治していけばいいか、などが理論的に書かれている。 細かな内容は省くが、この本の根幹にある原理は ・人間は誰しも他人との密接な関わりを必要としている ・三類型は自分の中に生じる愛着の必要性、親密性についての価値観が異なる点で分類されている ・お互いの幸せはお互いが作っていくものであるから、自分自身のニーズを素直に伝えよう となる。これが当たり前だと思う人はこの本を読む意味は無いが、少しでも相手との関係性に悩んでいるのであれば目から鱗が落ちまくりであろう。 とにかく、相手に対して素直になって、妙な駆け引きをやめようということである。結局そんなことしても安定型のパートナーの寛容さに甘えるか、相手が離れていくだけなのだそうだ。

熱帯魚は雪に焦がれる

女性同士の恋愛というよりは加熱した友情というニュアンスの関係を描いた作品で、自分が求めていた百合ではなかった。

鬼滅の刃

あつい。

シン・ゴジラ

現代の東京を舞台としており非現実的要素も抑えられているため、頭にすんなりと入りやすい。世界を巻き込むゴジラの襲来と日本国内および当局の混乱と対応を非常にコンパクトに描いており、無駄なシーンが一切ない、洗練された作品だと感じた。

バチェラー4

バチェラーである黄皓氏の生き様•振る舞いを拝見して、現代においては「観客」を想定してある種劇的に行動することが社会生活における便益を最大化するのではないかという考えに至った。 それは置いといて、バチェラーの登場人物は数ヶ月仕事を休む必要があることから、一般公募とはいえ(だからこそ)インフルエンサーのような半分芸能人と言ってもいい人々が参加者となる。したがって完全にリアルな恋愛というわけではないが、人の視線を受けることを職業としている人々はやはりその辺の見せ方が上手く、作品に没入することができる。この現実感と虚構の組み合わせがマッチしており、あくまでフィクションの作品として鑑賞する分には非常に楽しめる。